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京都市北区にある上賀茂神社。世界遺産にも登録されているし、山城国一宮としても著名だ。しかし、5年前の東日本大震災を受け、3.11に合わせて慰霊祭と同じく原発事故早期収束祈願祭も執り行われていることは、さほど知られていないかもしれない。
慰霊祭はともかくも、原発事故収束祈願祭がなぜ上賀茂で行われているのだろう。同社の御祭神は賀茂別雷大神で「電気の神様」として、いわゆる電力会社からの崇敬を集めてきた。そうした由縁もあり、原電事故の収束を祈るには恰好の神社ということなのだろう。
しかし、この祭祀と理屈には、ややねじれを生じかねない問題があるようにも思う。
原電事故の収束は誰しも願うことだし、当然早期になされなければならない。仮に収束すれば、上賀茂神社は、「安全で、再び事故が起きない原発」を電力会社の「たっての希望」により、祭祀を行うのだろうか。もし、そういう理屈であれば、ちょっと筋が違うだろう。

今さらいうまでもなく、日本の国土は皇土、つまり天皇陛下の御土地である。そこに住まわせていただいている私たち日本人は、皇恩の念を持つ必要がある。
そして、あの震災による原電事故で、同胞が半永久的に住めない土地を作り出してしまったことに対し、私たちは深く考えなければならない。実際、天皇陛下は何度も被災地に赴かれ、同胞の無念を分かち合っておられる。
こうした事実は、当の神社界が一番分かっているはずだろう。3.11で皇土を穢した原発は、その事故の収束はもちろん、一刻も早く撤廃に向けて歩を進めるのが真っ当だろう。
「祈り」という営為も大切だ。しかし、それだけで終わってしまい、喉元が過ぎればまた原発に頼るという発想は、愚かな歴史を繰り返すことに他ならない。
「言挙げせず」の慣習も分かる。けれど、満腔の祈りを捧げつつ、具体的に皇土を回復するための行動を、神社界こそがリードしてほしい。
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